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僕のデジカメ歴

2008/09/22

僕が最初に買ったデジカメはもう何だか覚えていない。僕の記憶の中にある最初のデジカメは RICOH の RDC5000 である(1999年)。このデジカメは僕にとって初めての使い物になる画質のカメラであった。(それ以前のものはオモチャである)
RDC5000 は大きくブッ格好でノロマであったが200万画素のCCDを持っていた。2L版程度の写真をしっかりプリントできた、カメラとして使えたのである。
RDC5000 を何年か使ったあと、ペンタックスのスマートなデジカメ(Optio330)に飛びついた(2001年)のだか、画質はRDC5000より悪かった。もちろんCCDは330万画素で、RDC5000 を越えていたのであるがレンズが悪かった。200万画素を越えるとレンズがものを言うのだ。もうカメラなのだから... で... 結局RICOHからGXが販売された(2004年)のを契機にGXに買い替えた。
GXは愛用していたが2006年にスペインに行った時に背面の液晶を割ってしまった。飛行機の機内手荷物の中にノートパソコンと一緒に入れていたのが悪かった。スペインで写真を撮ろうとしてGXを出してあっと思った。GXには光学ファインダーが付いていたので、何とか凌げた。帰国してから僕はうかつにも保険が利く事を忘れていた。このケースでは直ぐに保険を請求しなくてはならないのだ。僕は結局今も使っているGX8に買い替えた。

保険と言えば昨年(2007年)にニューヨークに行った時も失敗した。今アメリカはアメリカのシンボルがテロの標的にされるのではないかと怯えている。自由の女神像の入り口で、丹念な検査をされる。僕はPowerBookを持っていたので、これが検査の対象になった。ノートパソコンの形をした時限爆弾の可能性を疑っているのだ。DVDドライブの中に物差しを突っ込み引っ掻き回された。DVDドライブにDVDを挿入できなくなっているのに気付いたのは帰国してから1ヶ月も経ってからの事だった。もちろん保険の有効期間は切れていた。

今年(2008年)になって僕はようやくデジタル一眼レフに手を出した。僕がなかなかデジタル一眼レフを買わなかったのは、重くて大きいからだ。それに値段が高いのも嫌だ。僕はデジタル一眼レフに対して不条理を感じていた。ミラーの存在が諸悪の根源だ。あれのために、ペンタが必要になり、カメラを大きくしコストを上げる。さらにレンズ設計の自由度を落とし広角レンズを作り難くする。ミラーを無くしたもっと小さな一眼カメラがその内出て来るはずだと待っていたのである...がなかなか出てこない。とうとう痺れを切らしてE-510を買ってしまったのだ。僕は昔OM2を愛用しており、OMレンズを8本持っている。E-510でもマニュアルレンズの手ぶれ補正がサポートされるとのニュースを見て決断した。

E-510は今年の夏に親族が集まる機会があったので、持って行った。このような場合には子どもたちが集まり、そして必ず集合写真を撮る。もちろんE-510は多いに活躍してくれた。

さてこの10月にはギリシャに行く予定である。僕はどちらのカメラを持って行くか悩んだあげく、結局E-510をあきらめGX8を持って行くことにした。GX8はポケットに入るがE-510はポケットに入らない。旅は可能な限り身軽でありたい。旅に必要なのはメモカメラであって、軽くて小さくて鮮明に写ればそれで十分である。何も芸術的な画質(ボケ味とか)を求める必要はない。また被写体は風景とか、ちょっとしたスナップショットぐらいで、一眼レフの性能(高速性とか)は不要なのである。オリンパスの目指す小型の一眼(レフ)カメラには大賛成であるが、(マイクロ)フォーサーズが旅カメラになれるかと言えば「?」である。

カメラ雑感

Lumix LX3

2008/09/23

うーん、Lumix LX3 が欲しい...
ワイド端: 24mm相当 F2
テレ端: 60mm相当 F2.8
のライカレンズは魅力的だ。広角重視の明るいレンズは旅カメラとしてぴったりだと思う。ゴテゴテとテンコ盛りのメニューは嫌だけど...

余計な機能が操作を困難にしているとしか思えない。この手のカメラにマニュアルフォーカスは要らない。フォーカスポイントは中央1点で十分。露出は初心者用に自動とマニア用に絞り優先AEがあれば十分。小さなボディにデジタル一眼レフと同じだけの機能を詰め込めば無理が発生するのは目に見えている。撮影時のスムーズな操作を実現するには割り切りが必要なのだ。

このカメラ、一般的なデジタル一眼レフと同じように、ズームの調整をレンズ側のダイアルで、絞りや露出補正は親指で操作できるダイアルにして欲しかった。
アスペクト切り替えスイッチはレンズ側に置かなくても、一般的なメニューの中に納めていもよいのだ。
ボタンが右指に集中していては撮影がもたつくであろう。他方、左手の指は完全に遊んでしまうのだ。買うのをパスしようか....

Nikon D700

2008/09/24

Nikon D700 が8月に販売された。このカメラは画像素子が35mmフルサイズであるが、FXフォーマット(36×24)と DXフォーマット(24×16)の両方を使えるようになっている。有効画素数は12.1メガピクセルであるが、DXフォーマットを使った場合には 6メガピクセル相当になるはずである。これは本質的にデジタルズームではあるが 6メガピクセルでも実用上問題はないだろうから、賢明な方法だと思う注1。FX 用の望遠レンズは大きく重く高価だ。他方 DX 系は広角で不利である。テレセントリック性に問題がないなら、望遠は DX レンズで、広角は FX でと使い分けられる。もっともボディの価格が高いので僕は敬遠するけど...

注1: FX レンズで撮影すれば純粋なデジタルズームで、画像を切り取るのと変わらない。しかし DX レンズを使えば中心部の解像度が高いのでトリミングでは得られない高画質の画像が得られるはずである。

D700 にせよ D3 にせよ、僕が感心するのは画像素子の明るさである。増感なしで ISO 200〜6400、増感して ISO 25600 とは驚きである。ISO 6400 までが常用域だと言う。E-510 では最大 1600 であるが僕は 400 で押さえている。どこまでを実用領域と考えるかはメーカー毎に、ユーザー毎に異なるであろうが、仮に ISO 6400 を僕の基準での実用領域だとしよう。D700 は画素数が E-510 と同程度で画像素子の面積は4倍あるので、同じ画像素子の技術であれば ISO1600 になる。ISO6400 はその4倍である。これが画像素子技術の違いだとすれば、凄い事だと思う。

僕の見るところ、フォーサーズの不利は ISO 感度に尽きる。技術の進歩によってフォーサーズの画像素子も ISO 感度が人間の目に近づくであろう。人間の目の感度を超えるカメラは特殊カメラでしかない。Panasonic さん。早く ISO1600 を増感なしに実現して下さいね。

追記 (2009/06/24)
先日 Olympus が発表したマイクロフォーサーズ機 E-P1 の ISO 感度は

    オートISO200~6400(カスタマイズ可能、デフォルトISO200~1600)/マニュアルISO100~6400

と書かれている。この意味が、増感なしで 1600、増感して 6400 なら Olympus(Panasonic の素子を使っている)は 1 年遅れで追いついたことになる。

Photokina 2008 に展示されたオリンパスの中級機

2008/09/26

オリンパスは photokina 2008 に中級機を展示した。これは E-3 と E-520 の中間に位置し、今年度中に売り出すらしい。E-3 の防塵防滴機能が緩められているとか。E-3 は過酷な条件下での使用を想定した仕様で、この仕様が E-3 を大きく重く高価にしている。冒険家や戦場のカメラマンのようなプロを除けば E-3 のようなタフさは不要であろう。まあ僕は軟弱だから雨の中では写真を撮らない。ここは僕には妥協してよい所だ。僕のような人間は沢山居るだろうから、この機種は歓迎されるであろう。でもこの程度で買い替えていたのでは僕の懐がもたないので、2 ~ 3 年はじっと我慢の子だ。もっとも ISO 6400 まで常用になれば、我慢できず買うかも知れない。

ところで、世間では「プロ機」の用語を情緒的に使っているのではと思う事がある。プロにはいろいろあり、戦場のカメラマンもプロだし、婚礼写真を撮っている街の写真屋さんもプロである。あらゆる種類の写真を撮るプロなどありえないのだ。プロは状況に応じた最適な道具を使う。ミノックスのような超小型カメラだってプロ機なのだ。だから「プロ機」などと言う言葉に惑わされてはいけない。

Olympus E-P1

2009/06/23

先日 Olympus が E-P1 を発表し、話題を撒いている。ISO 感度が

    オートISO200~6400(カスタマイズ可能、デフォルトISO200~1600)/マニュアルISO100~6400

はなかなか良さそうである。同社初のマイクロ 4/3 は仕様を見る限り、オリンパスファンの期待以上の内容だったと思う。(まだ販売されていないので実際に使ってみての感想は聞こえてこないが...)

しかし解せないのは、ストロボが内蔵されていない点である。設置スペースはあったとは思うのであるが...
ISO 感度が向上し、手ぶれ補正が入っており、顔認識も働くのでストロボ不要論を採ったのか? この点について、やがて購入者の感想が聞こえて来るだろう。

ムービーの機能が入っているが、あまり期待しない方がよいかも知れない。もしもムービーを求めるのなら長年の実績とノウハウのある Panasonic の GH1 を選ぶべきであろう。