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E-5 とマニュアルレンズ

目次

OM ZUIKO 50mm 1:1.4

2012/02/09

僕は以前に E510 で手持ちのマニュアルレンズを試した結果をネットの記事にした。
http://ar.aichi-u.ac.jp/photo/e510-mlense/
昨年にとうとう我慢できなくて E-5 を買ってしまった。
数年後には世の中はミラーレスに移行し、E-5 は オリンパスの最後の一眼レフになる可能性が高い。何しろ電子制御の進歩はムーアの法則に従っており、機械制御とは比較にならない程進歩が速い。それでも、あるいはそれだからこそ、今のうちに E-5 を手に入れておきたかったのである。
今年の CP+ で オリンパスは E-M5 を発表したが、この名称は、E-5 と並列的な位置づけの micro 4/3 機であることを示唆している。まだ E-M5 の能力は E-5 に及ばない面があるものの、数年後に発表される E-M7 では、あらゆる面で E-5 を凌駕している可能性が高い。僕は、E-M7 で僕が保有している竹クラスのレンズがストレス無く動いてくれる事を願う。オリンパスが E-M5 に外付けのバッテリを準備した事は、大きな重いレンズ(望遠ズームレンズ)を動かす意思を示しているのだろう。

E-5 は、使ってみると噂に違わず良いカメラである。マニュアルレンズを装着してみて、その映り方の印象が E-510 で試した時とずいぶん違う。奇麗にしっかりと撮れる。原因は、センサーと、画像処理が良くなった事、それから、マニュアルアシストが使いやすくなって、ピントを合わせやすくなったことにあろう。

次の写真は、オリンパスの銀塩時代の古い一眼レフカメラの標準レンズ OM ZUIKO 50mm 1:1.4 を装着してのマニュアル撮影である。

P2080764b

E-5

ISO400, F=2.0, 1/100

被写体は、我が家の婆さん。100歳近いが体は丈夫である。一応プライバシーに配慮して、顔の一部を隠してある。(クレームを受ける事はないでしょうが....)
写真をピクセル等倍で表示して、その一部を切り取ったものを次に示す。

a

ピクセル等倍、切り抜き

このレンズは E-510 で撮影した時にはあまり感心しなかった。昔の標準レンズじゃ仕方ないね...、と思っていたのである。さらに、マニュアルレンズでは色合いも渋かった。ところが、E-5 では非常に鮮明に写っている。髪の毛の一本一本まで解像し、色合いも自然である。これだけ写ってくれれば、ポートレート写真に十分に使える。もっとも解像度の高い写真は、嫌がられることもある。

一眼レフである E-5 では、マニュアルアシストを使ってフォーカスを合わせた場合、シャッターを切った瞬間にミラーがバタバタする。フォーカスがマニュアルモードになっているときに、なぜミラーを一旦下ろす必要があるか分からない。うるさいし、ブレの原因になる。この点で、ミラーレスでは、マニュアルレンズは扱いやすいはずである。さらに E-M5 のように、高性能な EVF を備えていれば、ファインダーを覗きながらマニュアルアシストの恩恵を受けられる。

背景ぼけ

2012/02/13

背景をぼかすには、絞りを開く(F値を小さくする)のが基本ではあるが、焦点距離の大きなレンズを使っても背景がぼける。
レンズの焦点距離の違いがどの程度に背景ぼけに影響するかをみるのに、105mm のレンズと 50mm のレンズで、共に F2.8 で庭の水仙を撮影してみた。

105mm のレンズでは

P2120853a

AF Micro Nikkor 105mm 1:2.8 D

ISO125, F2.8, 1/8000

他方 50mm のレンズでは

P2120858a

OM ZUIKO 50mm 1:1.4

ISO125, F2.8, 1/8000

となる。

画像の暗さが異なるが、たぶん撮影時刻の違いのせいであろう。同じ場所から撮影すると、Zuiko 50mm の方が Nikkor 105mm に比べて水仙の花が小さく写る。従って、同じ大きさに写るように 50mm の方は、花に近寄っている。背景に写っている範囲が広いのはそのためである。

フォーサーズの場合、背景をぼかしたいなら、100mm 程度のレンズは有力の選択肢になるだろう。

RAW保存とJPG保存

2012/02/13

RAW で保存したファイルと JPG で保存したファイルの画像の違いはどの程度か?

PC050128a

Olympus Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

このように小さくしたファイルでは、RAW と JPG との区別はつかない。ピクセル等倍で比べる。次の2つは、上の写真を、ピクセル等倍で切り出した画像である。左が JPG 、右が RAW。

b-jpg.png b-raw.png
JPG RAW

RAW と JPG では、リボンの質感が異なる。リボンをよく見ると、RAW では見えていた、布の肌が、JPG で消えているのである。
JPG は、オリジナルな画像の情報のディーテールを捨てる事によって、ファイルを圧縮する。そのために、レンズの解像能力を見たい場合には、JPG で保存したファイルのピクセル等倍の画像では正確なことは分からない。
このページの最初の写真もそうであるが、僕がこれまでピクセル等倍と称していたものは、どれも JPG 保存した画像のピクセル等倍である。
注: 画像の細部を web ページで見せたい場合には PNG を使うべきであることが、今回の実験で分かったので、このヘージではピクセル等倍画像は全て PNG になっている。