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西安

目次


Aug. 2004
西安、洛陽に旅す

列車

北京から西安までは夜行寝台 Z11 に乗った。北京発 20:28 西安着 7:58。料金は 400 元。この列車は今年の4月から運行したそうだ。まだ真新しい最新鋭の寝台車である。社内には三菱重工のラベルが貼られていた。

z11

Z11 (西安にて)

1つの部屋は4人で、(つまり二段式ベッドで)、一人に1台の液晶テレビがサービスされていた。今の中国にこのような贅沢は必要がないと思うが...

Z11-inside

Z11の車内

西安に着く直前に大きな河に出会った。

river

後で地図を見ると渭河らしい。西安はシルクロードへの出発点である。そのために私は砂漠に近いイメージを持っていたが、西安の近郊は私が想像していた以上に水が豊富なのだ。あたり一面にトウモロコシ畑が広がっていた。春にはきっと小麦畑が広がっているのだろう。考えてみれば西安はかっての中国の中心都市である。豊かな農業生産に支えられない限り都の維持はできなかったはずである。

西安の駅を降りると人でごった返していた。駅前には多数のテントが張られていて、学生たちが並んでいる。西安は学園都市でなんと50の大学や専門学校があるという。この時期には各大学が入学手続きのために一斉に駅前にテントを張る。

station

テントのすぐ後ろは城壁である。駅は城壁の外にある。城壁の内部には西安の中心街が連なる。

wall

城壁は延々と連なる。この大きな城壁を見ると、いかにも古代中国の都との感じを受ける。

wall-2

兵馬俑

西安の見所は多いが、有名なのはやっぱり兵馬俑である。

heimayou

等身大の人と馬が並ぶ。人は一人一人表情が異なっている。

doll

発掘はゆっくりと進んでいる。全体を発掘するには100年ほどかかりそうな程にゆっくりと進んでいる。このような建物は他に2つあったが、発掘が比較的に進んでいるのはこの建物だけである。
兵馬俑を見た後にレストランで昼食をとった。

resthouse

豪華ではないが、小ぎれいなレストランである。クリントンがここで食事をしたとか... その時の写真が飾られている。

始皇帝陵

秦の始皇帝陵は山の中に墓を掘ったのではなく、平地に墓を作り、土を盛り上げたのだと言う。

mausoleum

始皇帝陵を上りきると周囲の山々がきれいだ。始皇帝はこのような小高い山に囲まれた風景が好きだったと言う。(↓)

mausoleum-2

南門

南門から城壁を登ることができる。城壁を登ると

southgate

この他にもいくつかの建物があり、そこから城壁を写す。(↓)

southgate-2

ここは城壁の上。端が見えないですね。歩くのは大変なので、城壁巡りの乗り物や、貸し自転車がある。
将棋をしていた。中国の将棋は 8 x 8 の升目で、駒は升の中ではなく、交点に置く。石机の将棋盤があちこちに置かれていた。

chinese-chess