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2008/06/26
2008/07/25
E-510 を買って半年近くなるが、まだ修行中である。買って最初に驚いたのは、近年のレンズの進歩であった。「よくなったねー!」と思わず唸った。梅クラスの安物のキットレンズなのに解像度の凄さ。ポクの OM2 時代のレンズの出番はないだろう... でも特殊なレンズはまだ出番があるかも...
そこで手持ちのいくつかの OM レンズを試す。原画の画像サイズはいずれも 3648 x 2736 SHQ である。
このレンズはオートエクステンションチューブに付けて使う。また、このレンズを手に持ったまま使うのは難しい。リングストロボと一緒でないと、実際上は手持ちでは使えなかったであろう。僕は OM のストロボが E-510 で使えるのか否かは知らない。ネットで情報を探しても見つからない。誰かご存知であれば知らせてほしい。
さてデジタルの時代になって ISO の感度を自由にその場で決められるようになった。ありがたいね。さらに E-510 で手ぶれ補正機構が使えるようになった。OM マウントアダプタで古い ZUIKO レンズが新しい器の中で生き返ったわけだ。それを実感するために macro 80mm を取り出して E-510 に付けて試し取り。
今はグラジオラスの季節。小さな(15mm 程の)カマキリが居た。
リサイズのみ
次はカマキリの頭部をピクセル等倍でみたもの。
ピクセル等倍、切り抜き
写真の構図としてはこちらの方が気に入っているのだが...
リサイズのみ
ピントが少しボケている。
ピクセル等倍、切り抜き
次の構図も悪くはない。
リサイズのみ
しかしピントが外れている。
ピクセル等倍、切り抜き
胴体は OK
ピクセル等倍、切り抜き
同じくグラジオラスの花についたアリである。アリはカマキリよりももっと難しい。何しろ小さい。さらに、カマキリのように静かにしていてくれない。
リサイズのみ
花びらにはピントは合っているのだが...
ピクセル等倍、切り抜き
アリの体はズングリしていてピントを合わせにくい。と言うか、胴体の一部にピントがあっていたとしても、判別しにくいのである。むしろ輪郭が鮮明に出るようにピントを合わせた方が良いのだろう。
2008/07/14
小さなハエが庭に居た。今回は撮影条件が良いので、倍率を最大に上げて、しかも絞る事ができた。(F8?)。露出時間は 1/200。ISO400。
リサイズのみ
ハエ全体にピントがよく合っている。
ピクセル等倍、切り抜き
今回は奇麗に撮れている。直射日光が当たっていた事と、カメラを膝と肘で固定できたからであろう。
OM ZUIKO macro 80mm 1:4 は良いレンズだね。ほれぼれする...
グラジオラスを背景とした写真では、macro 80mm はもっと倍率を上げられるのだが、僕の技量では無理。なにしろこのケースではレンズと被写体の距離を調整してフォーカスを決めなくてはならない。倍率を上げ過ぎると体が動いてフォーカスができない。何しろ手持ちなのだ! しかも足場が悪すぎ!
macro 80mm は被写界深度が浅い。手持ちなのでシャッタースピードを上げなくてはならない。そのために深くは絞れないのだ。手ぶれ補正があるとは言え、何枚も撮ってその内、数枚がクリアに撮れれば満足しなくてはならない。今はデジタルの時代だから、撮影枚数は気にならないが...
自然光の中で、手持ちで撮れるようになった訳だから万歳と言うべきか?
E-510 のキットレンズである ZUIKO DIGITAL 14-42mm 1:3.5-5.6 は 25cm まで近寄れるので、花の撮影には十分であろう。なにしろバシャと間違いなく写せるのが良い。(簡単すぎて詰まらないけれども...)
ZUIKO DIGITAL 14-42mm 1:3.5-5.6 (リサイズのみ)
僕が OM 時代に標準レンズ代わりに愛用していた OM ZUIKO macro 50mm 1:3.5 で同じグラジオラスを写すと
OM ZUIKO macro 50mm 1:3.5 (リサイズのみ)
まで近寄れる。これをピクセル等倍にまで引き延ばすと
OM ZUIKO macro 50mm 1:3.5 (ピクセル等倍、切り抜き)
OM ZUIKO macro 50mm 1:3.5 は E-510 との組み合わせでは OM ZUIKO macro 80mm 1:4 に比べて遥かに扱いやすい。
OM ZUIKO macro 50mm 1:3.5 で撮ったアリは
OM ZUIKO macro 50mm 1:3.5 (リサイズのみ)
の程度の大きさが限界である。ピクセル等倍にまで引き延ばすと
OM ZUIKO macro 50mm 1:3.5 (ピクセル等倍、切り抜き)
アリそのものが撮影のテーマであれば、やはり OM ZUIKO macro 80mm 1:4 を使わざるを得ないであろうか。
2008/07/05 追加
庭にバッタが居たので撮影した。ネットで調べると正式名称は「ショウリョウバッタ」らしい。平凡な写真だが....
リサイズのみ
ピクセル等倍まできれいに撮れている。
ピクセル等倍、切り抜き
庭草の葉先に小さな(5mm程)の虫が居た。名前は知らない。多分ハエかアブの仲間だと思う注1。風は殆ど無いのであるが、それでも葉先は揺れている。F8 だと露光時間に不安が残るので F5.6 に設定。この時の露光時間は 1/125 (ISO400)。
リサイズのみ
羽根は奇麗に撮れている。しかし顔(目)はピントが少しずれている。
ピクセル等倍、切り抜き
このような小さな被写体ですら、被写体全体にピントを合わせる事は難しい。もっと絞り込む必要があるのである。
2008/07/09
庭の石段に居た虫を撮影。ハエか、それともアブか? 僕には分からない。
ライブビューは本当にありがたいと思った。虫は僕より20cm程低い位置にいたので、上から下の虫に向けてカメラを近づけた時に、目がファインダーから離れてしまうのである。
リサイズのみ
マイクロライブビューは MF 撮影のピント合わせで威力を発揮してくれる。ほとんど失敗しないで撮影できる。
ピクセル等倍、切り抜き
このふさふさとしたシッポは何だ! よく見ると、手には吸盤があるように見える(だからハエだと推測している)。誰かこの虫の名前教えてください注1。
2008/07/10 撮影
2008/07/26
庭にクモが網を張っていた。撮影時に工夫した点:
F値は覚えていない。
F値: 不明
1/100
ISO: 400
リサイズのみ
奇麗に撮れている。
ピクセル等倍、切り抜き
2008/07/31
今年はどうした訳かハイビスカスが咲かない。今朝ようやく今年度最初のハイビスカスの花が開いた。
ハイビスカスの花の質感を出そうと思ったら、花びらが鮮明に撮れていなくてはならない。オシベにもピントを合わせたい。そうなると F8.0 程度に絞らなくてはならない。この程度に絞るとマニュアル撮影はずいぶん楽になる。撮影の瞬間に多少カメラが前後に動いてもピントが外れない。
F8.0, 1/125
ISO: 400
リサイズのみ
50mm のマクロレンズはフォーサーズではとても扱いやすい。
ピクセル等倍、切り抜き
2008/08/01
庭の花が今朝になって一斉に咲き出した。昨日までは一本も花を付けていなかったのだ。この花はどのようなメカニズムで一斉に花を咲かせる事が可能なのだろうか? 「この花」と言う言い方をするのは、僕はこの花の名前を知らないからだ。誰か心当たりのある人は教えてください注1。
最初の画像の撮影条件は
OM 50mm macro 1:3.5
F5.6, 1/60
ISO400
である。
リサイズのみ
ピクセル等倍、切り抜き
次に F値を 3.5 にした画像を示す。
OM 50mm macro 1:3.5
F3.5, 1/250
ISO400
リサイズのみ
ピクセル等倍、切り抜き
F3.5 の写真ではボカシによって中央の花がもっと強調されている。しかし残念な事にフォーカスを当てた花のメシベも少しボケている。撮影者の意図は、中央の花は鮮明に、そして残りの花をボカす事にあったのであり、その意味で花のメシベも鮮明に撮りたいのである。
F 値を大きくすると何故ボケるのか? この理由は
に分けて考えてみると分かりやすい。
B による映像は A による映像と C による映像の重ね合わせである。従って、A による映像と C による映像が一致すれば画像はボケない。この場合 F 値の効果は単に映像を明るくするだけである。レンズの設計者は一致させようと努力はするであろうが、現実は一致しないのでボケる。レンズ設計者はせめて画像の中心部だけでも一致させようとするだろう。その場合は画像は中心部は鮮明で残りの部分は周辺に行くに従ってボケが大きくなる。昔の(OM 時代の)レンズ加工技術ではこれも難しかったであろう。恐らく非球面加工が要求されるのだ。僕は最新の高価なレンズは持っていないので最近の非球面加工技術の成果を確認するとこができない。
ところで F3.5 の写真が暗いのは E-510 の露光時間が短いからである。同じ光量を得るための露光時間(T)は F 値の自乗に反比例するはずである。
F2 を計算すると、F5.6 では 31.36、F3.5 では 12.25 である。従って F3.5 の露光時間が 1/153.6 になっていれば同じ明るさになったはずである。しかし両方の写真共、絞り優先モードで撮ったにも関わらず、現実は F3.5 の方は 1/250 である。暗い訳だ。
もしも E-510 が露光時間を CCD が撮影中に受ける光量で決めていれば、このような事にはならないであろう。
2008/09/28
庭のオーシャンブルーに毛虫が居たので撮影した。実は最近 ZUIKO Digital 14-54mm F2.8-3.5 を購入したので、これを使ってみたかったのだ。もちろん OM ZUIKO macro 50mm F3.5 との比較をした。共に F8 で ISO400 であるが、ZUIKO Digital の方は f=54mm で撮影している。AE モードで撮影しているので露光時間は撮影後に分かる。macro 50mm の方は 1/50, ZUIKO Digital は 1/60 になっていた。
まず OM ZUIKO macro 50mm F3.5 の結果を示す。
OM ZUIKO macro 50mm F3.5; リサイズのみ(F8,1/50,ISO400)
次に示すのは ZUIKO Digital である。
ZUIKO Digital 14-54mm F2.8-3.5; リサイズのみ(F8,1/60,ISO400)
等倍写真は載せないが、macro 50mm の方は幾分前ピンになっていて、等倍で見ると毛虫の肌が多少ボケていた。実は毛虫をマニュアルフォーカスで撮影するのは意外と難しいのである。目でピントを追っていくとどうしても毛にピントが合っていく。毛は細いのでピントの山を捉えやすいのだ。その結果肌にピントが合わなくなるのであろう。で、E-510 のオートフォーカスはどうか? 結果的に言えば、実に奇麗に肌が写っている。僕は感心した。
写真を比べてみて驚くのは色合いの違いである。僕の持っているマニュアルレンズで撮影した写真の色はどれも渋い。ここでもそうだ。露光時間が長くなったにも関わらずである! オーシャンブルーは朝顔とよく似ているが、葉は固く丈夫で色合いも渋めである。しかし macro 50mm で撮影した写真程渋くはない。ZUIKO Digital の方が実際に近そうである。(でもちょっと明るいかなとは思う)
なぜ色合いの違いが発生するのか? 次のインタピュー記事の中に答えが含まれているかも知れない。
ZUIKO DIGITAL レンズのシリーズには ED 50mm 1:2 macro と言う優秀なレンズがあるので、これを買えば僕の愛用していた OM ZUIKO macro 50mm 1:3.5 の出番は無くなるだろうと思われる。しかしこの旧いレンズは十分に使えそうなので、当面は ED 50mm 1:2 macro を買わずにがんばる予定である。
2008/07/21
OM ZUIKO 20mm macro 1:2 は通常ベローズに取り付ける。オートエクステンションチューブにも取り付けられるが、その場合、(カメラスタンドが高さの微調整が効かないので)デリケートな調整がやりにくい。このレンズは非常に扱いにくいレンズなのである。ベローズはカメラスタンドに取り付ける。その姿はカメラというよりは顕微鏡に近い。
次の写真は 0.3mm のシャープペンシルの芯である。拡大倍率の凄さが分かるであろう。
ベローズを一番短くすれば最小の倍率になる。
F2, ISO 400 (リサイズのみ), 最小倍率
ベローズをいっぱいにのばすと最大の倍率になる。
F2, ISO 400 (リサイズのみ), 最大倍率
今回はピクセル等倍の写真は載せない。載せるに値しないからである。何しろ被写界深度があまりにも浅い。そのためにフォーカスから外れた部分はボケボケである。このレンズは F16 まで絞れる。しかしどうした訳かベローズに取り付けると解放絞りになってしまう注1。(オートエクステンションチューブでは絞れる)
なお E-510 はベローズにそのままでは付かない。E-510 は OM シリーズのカメラと異なりストロボがペンタ部に付いており、この出っ張りがベローズと干渉する。この問題はエクステンションチューブ 7 を噛ませて解決した。
このレンズ、もしかするとカメラに直接取り付け可能ではないかと試してみたら、付いた! 絞りも変えられる。
F16, ISO 400, +2.0EV (リサイズのみ), 直接取り付け
2009/06/23
ZUIKO macro 20mm を使うと、液晶ディスプレイを構成する画素要素をしっかりと撮影できる。
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原画 | 拡大写真 |
右の「拡大写真」は、左の「原画」をベローズを使って撮影したもの(トリミングせず全体を縮小表示)。画像のどの部分かは不明。画素を構成する3つの色要素がはっきりと見える。ピント合わせは結構難しい。
なお使用した液晶ディスプレイは MacBook のものである。
OM ZUIKO 24mm 1:2.8 の撮影領域はキットレンズの ZUIKO DIGITAL 14-42mm 1:3.5-5.6 に含まれているので、もはやなくてもよいのかも知れないが、暗がりではマニュアルレンズの方が扱いやすいのかも知れない。そもそも僕は「auto」なるものは苦手なのだ。自分の意志がどのようにメカに伝わるのかはっきりしないからだ。その点、マニュアルは扱いやすい。
夕暮れ時の我が家の玄関を撮った。カメラは手持ちで、膝と腕で固定。シャッター速度は 1/15s になっていた。F 値は不明。EV=−0.3。
OM ZUIKO 24mm F2.8 ISO 1600 (リサイズのみ)
写真はシルエットがいいねー。こんなに詰まらない被写体でも絵になっている。
OM ZUIKO 24mm F2.8 ISO 1600 (ピクセル等倍、切り抜き)
未明(4:00頃)に僕の家のベランダから外を撮った。暗い、そして小雨が降っていた。シャッター速度は 1/13s になっていた。F=4.0、EV=−1.0。カメラは手持ち。
OM ZUIKO 24mm F2.8 ISO 1600 (リサイズのみ)
フォーカスは手前の物干ハンガーに合わせてある。雨滴が鮮明に見えて欲しい。実は背景はもっとぼかしたかったのだ。
OM ZUIKO 24mm F2.8 ISO 1600 (ピクセル等倍、切り抜き)
玄関を撮った時に気にならなかったノイズが、この場面では気になる。
CCD 面積の小さなフォーサーズは原理的には暗い場面に弱い。しかし技術の進歩が欠点を克服してくれるであろう注1。小さな網膜の人間の目が現代のカメラよりも高い感度を持っているのだから...
注1: 例えば http://www.dir.co.jp/research/report/venture/030301venture.pdf はNVS(大学発ベンチャーの一つ)が開発する次世代画像処理チッブについて以下のように述べている。
「既存のCMOS画像センサーは、CCD(電荷結合素子)と比べて省電力で、画像撮影速度が1ms(milli-second:1000分の1秒)と高速であるが、 感度やコントラストはCCDに及ばない。NVSは、画像撮影速度が0.5ms~1.0msとCCDの33msより高速で、CCD並みの1ルクス程度(月明かりは0.5ルクス~1ルクス程度)の明るさで明暗をはっきりと撮像できる高感度・高コントラストのCMOS画像センサーを開発している。」
(2008/09/15 追加)
2008/07/15
地下鉄平針駅前の膳の前を通ったので撮影した。
OM ZUIKO 24mm F2.8 ISO 400 (リサイズのみ)
これは手持ち撮影ではない。カメラを固定する場所があったのだ。だから露出時間が 1/5 にも関わらず鮮明に撮れている。
OM ZUIKO 24mm F2.8 ISO 400 (ピクセル等倍、切り抜き)
写真は光と闇のコントラストが面白いのだ。同じ場所を昼間に撮ればつまらない写真になるだろう。
OM ZUIKO 24mm 1:2.8 ISO 400 (リサイズのみ)
これは手持ち撮影。露出時間は 1/8。多少ボケてはいるが、上等だろう。
OM ZUIKO 24mm 1:2.8 ISO 400 (ピクセル等倍、切り抜き)
2008/07/22
OM ZUIKO 24mm 1:2.8 の撮影例に関しては夜景ばかり示してきたが、以下は室内のブルーベリー。我が家の庭で採れたブルーベリーである。朝 9:30 の撮影で、照明下のテーブルの上に置かれている。
近くの被写体を撮影する場合には、ファインダーからのピント合わせは難しい。何枚か撮ったがボケている。次の写真はマイクロライブビューによる。これだと一回で成功する。
リサイズのみ
撮影条件は
F2.8, 1/50
ISO:100
である。
ピクセル等倍写真は
ピクセル等倍、切り抜き
で、満足できる出来である。
OM ZUIKO 24mm 1:2.8 は 35mm フィルム換算では 48mm 相当であり、標準レンズとして最も使いやすいレンズである。このレンズは良いレンズだと思う。描写能力は十分にフォーサーズに耐えられる。しかし問題は近い被写体におけるフォーカスの難しさにある。趣味で写真を撮るなら失敗もまた楽しい。だが、人を写すとなれば失敗は許されない。何回も取り直しはできないのである。その意味でこのレンズを常用レンズとして使う訳には行かないだろう。
この標準レンズの出番があるとすれば F 値である。小さな F 値のレンズの特徴は、明るい事、被写界深度が浅い事にある。
被写体のグラジオラスは室内の花瓶に飾られており、背景は黒色の板である。例によって手持ち撮影。
OM ZUIKO 50mm F1.4 ISO 400 (リサイズのみ)
シャッタースピードは 1/80s で絞りは(多分) F2.8。EV=+0.3 に設定。何しろ F1.4、F2.0、F2.8 の写真が入り乱れていて、F 値の記録が残っていない。シャッタースピードとボケ具合から判断した。次はフォーカスを当てた花びらのピクセル等倍の切り抜きである。
OM ZUIKO 50mm 1:1.4 ISO 400 (ピクセル等倍、切り抜き)
たくさん撮った写真を比較しても、今一つシャープさに欠けるねー。この標準レンズでの撮影は、macro 80mm や macro 50mm 程シャープには撮れていないように思われる。このレンズで花を撮るのがどうかしていると言えば確かにそうだ。ちなみに MF-1 の適合レンズ表をみると、このレンズは F2.8 まで絞り込む必要があるらしい。今回の結果を見ると、確かにそんな気がする。
僕は愕然とした。E-510 のモニターで見る色合いとパソコンのモニター(Apple Cinema Display 20 インチ)で見る色合いがかなり違うのだ。E-510 のモニターではグラジオラスの(かすかに黄色い)純白の花びらの雰囲気*が良く出ている。 それなのにパソコンのモニターでは黄色がひどく強調されているのだ!
次のは色補正したもの。iPhoto を使用。
2008/07/17
朝、庭のサザンカを撮影。目的は F1.4 での描写力を知る事。被写体は 3m 離れたサザンカ。
ISO: 100
F1.4, 1/1600, -0.7EV
リサイズのみ
ピクセル等倍、切り抜き
まあ妥協してもよいであろう。シャープさを欠いているが、このボケ味が欲しい時があるかも知れない。
2008/08/07
ゴーヤを撮ろうと思ったら直射日光を避けなくてはならない。ゴーヤだけではなく、多くの場合は被写体への直射日光は画像を汚くする。今日は日光が庭を照らし出す前の朝のうちに撮影した。
F2.8, 1/320, +0.7
ISO100
リサイズのみ
ピクセル等倍、切り抜き
標準レンズといっても F2.8 で撮影すれば馬鹿にはできない描写力を持っている。
ちなみに、
F1.4, 1/640
ISO100
の条件では
リサイズのみ
ピクセル等倍、切り抜き
ピクセル等倍画像を見れば、明らかにピントが甘くなる事が分かる。これを許容範囲と見なすか否かは意見が分かれるであろう。オリンパス基準では NO である。しかし実際にはプリントサイズに依存する話で、僕がブリントするレベル(せいぜい 2L 判)では問題はないはずである。
2008/08/18
このレンズは僕が大学院生の時に中古で手に入れたものだ。しかし、写りが今ひとつ良くなかったのと注1、35mm は中途半端だったので、実際には殆ど全くと言ってよい程出番がなかった。(このレンズの後に 35mm -70mm のズームレンズを買い、 35mm が必要な時にはズームレンズで済ませていた。)
2008/07/18
朝、庭のサザンカを撮影。撮影ポジッションは昨日と同じ。ただし昨日と異なり、今日は曇り気味なので ISO 感度を上げている。
ISO: 400
F2.8, 1/320
昨日の 50mm と比較すれば分かるが 35mm では画角が随分違う。
リサイズのみ
ピクセル等倍、切り抜き
使えそうな予感。
2008/07/18
雨がぽちぽち降り出した。
庭の通路のレンガの間に根を張って花を咲かせたペチュニア。僕の家の庭の唯一のペチュニアである。もちろん意図してこのように育てた訳ではない。
ISO: 400
F2.8, 1/160
リサイズのみ
ピクセル等倍、切り抜き
明らかにシャープさに欠けている。もちろん写真は常にシャープなのが良いとは限らず、ソフトなのも時には良いであろう。何しろ最近のカメラは肌の衰えまでもくっきりと映し出す。そんな写真を見せると嫌がられる事間違いなし。写真を渡す時には気を付けなくてはならない。もっともソフト化はソフトウェアによる後処理で構わないのであるが...
2008/07/24
AF Micro Nikkor 105mm 1:2.8 D が手に入った。正確に言えば貸して貰った。このレンズはオートフォーカス時代のレンズであるが、フォーカスと絞りをマニュアルで設定できる。E-510 に取り付けると手振れ補正の AF-S VR Micro Nikkor 105mm 1:2.8 G 相当のレンズとして使える事になる。ありがたいねー。もっとも AF 部分は使えないが...
105mm のマクロレンズは 35mm フィルムカメラであれば使いやすいレンズであろうが、フォーサーズでは 210mm 望遠マクロ相当になり、かなり持て余す。
早朝にベランダの朝顔を撮った。と言っても植え替えたばかりで、花は咲いていなかったので、朝顔の若葉である。
リサイズのみ
撮影は手持ちで、被写体との距離は 1m 余りである。
ISO: 400
F4.0, 1/25
ピクセル等倍、切り抜き
ところで
Olympus digital 70-300mm 1:4-5.6
と比較する。もちろん同じ場所から同じ被写体を狙って、ズームを 100mm 設定している。ただし、この場合、F 値は 4.0 にはならない。解放でも F5.1 である。そのために深度が幾分深くなり、露出時間が延びた。
ISO: 400
F5.1, 1/15
リサイズのみ
ピクセル等倍、切り抜き
この写真を見る限り 2 つのレンズは解像度においては良い勝負である。ネットの記事を見ると Nikkor の 105mm の評価は高い。僕の写真は 10 枚近く撮ってのベストショットであるが、もしかすると撮影枚数をもっと増やせば、もう一つ上のランクの写真が撮れたのかも知れない。Olympus digital 70-300mm 1:4-5.6 の方は 2 枚撮影し、良い方を選んだ。
Nikkor 105mm 1:2.8 は F2.8 を生かせる被写体でないと意味がないかも知れない。しかしマクロ撮影においては小さな F 値での撮影は深度が浅すぎて狙った被写体全体を奇麗に撮る事は難しい。この例でも F4.0 あたりが限界である。
この写真の色合いは Nikkor の方が真実に近い。(真実は中間ぐらいにある)
Olympus Digital 方は若葉の色は良く出ているが、左の壁の色の赤みが強すぎる。こうした色の違いは、撮影時刻の微妙な違いによるかも知れない。何しろ早朝の明るさの変化は速い。
2008/07/25
AF Micro Nikkor 105mm 1:2.8 D の良さを引き出す被写体は何だろう? あまり良く分からないまま、居間のドライフラワーを撮影してみた。ポットの直径は 7cm 程である。カメラは小型三脚に固定。
F4, 1/13, -1.0EV
ISO: 400
リサイズのみ
なかなか奇麗な感じで写っている。
ピクセル等倍、切り抜き
E-510 の説明書を読むと三脚を使う場合には IS を OFF にするように書かれている。しかし小型三脚の場合には安定しないので ON にすべきだと思う。なお僕は Nikkor のこのレンズを無限遠点に向けて撮影していて面白い事に気付いた。シャッター速度が速い時に(例えば 1/4000)、IS を OFF にした方が奇麗に撮れるのである注1。
2008/07/26
クモを撮ってみた。
ISO: 400
F2.8, 1/1000
今回は 2 つのテクニックの有効性を確認した。
露出時間が 1/1000 の場合でも IS を OFF にした方が鮮明な画像が得られる。またフォーカスを少しずつ変化させながら連写したほうが確実にピントの合った 1 枚を手に入れられる。(その場合には、もちろんファインダーを覗きながら撮影する)
リサイズのみ
拡大すると
ピクセル等倍、切り抜き
2008/07/27
昨日の写真は気に入らなかったので、再度クモ撮りに挑戦。F2.8 に拘っていたので、奇麗には撮れていないのだ。それに背景が単調すぎる。今回はクモを美しく撮る事を目標にしている。
F8, 1/100, -1.0EV
ISO400
リサイズのみ
拡大すると
ピクセル等倍、切り抜き
これを見ると、このレンズは OM ZUIKO macro 50mm 1:3.5 と同様に素晴らしい!
蝶は望遠マクロでないと難しかろう。何しろ近づくと逃げられるのだ。このレンズでもこの程度が精一杯である。Olympus digital 70-300mm 1:4-5.6 であれば撮影しやすい。
F5.6, 1/250
ISO: 400
IS の ON/OFF は不明。
リサイズのみ
拡大すると
ピクセル等倍、切り抜き
2008/07/26
数十メートル先のアンテナをベランダから撮影。それでもピントを無限遠に設定するとボケるので、心持ち動かさなくてはならない。
Olympus Digital 40-150mm 1:4-5.6
F8, 1/2000, 102mm
ISO: 400
AF Micro Nikkor 105mm 1:2.8 D
F8, 1/2000, 105mm
ISO: 400
IS を ON と OFF の両方を試す。
画像はどれも良く似たもの
リサイズのみ
ベストショットは
Olympus では 2 枚の中の一つ
Olympus Digital 40-150mm 1:4-5.6, IS=ON, ピクセル等倍、切り抜き
Nikon では 8 枚の中の一つ
AF Micro Nikkor 105mm 1:2.8 D, IS=OFF, ピクセル等倍、切り抜き
Nikon の方が画質がいくらか良い。しかし Olympus の方は安物で、しかもズームレンズである...
2008/07/27 撮影
2008/07/28
名古屋では猛暑が続いた後、久しぶりに夕立の気配。雨がポチポチ降り始めた。庭に出ると目の前にアゲハチョウが風に飛ばされまいと必死に小枝にしがみついている。近寄っても逃げない。 マニュアル撮影の絶好のチャンス!
F2.8, 1/500
ISO: 400
リサイズのみ
拡大すると
ピクセル等倍、切り抜き
小さく光っているのは水滴である。
こうして見ると、Nikon のこのレンズ、なかなかの良いレンズだね...
ところで、このレンズでの撮影は渋い色合いになっている。同じ場面を Olympus digital 70-300mm 1:4-5.6 で撮影しているが、比べてみると、はっきりと渋い注1。この渋さは、画面が幾分暗いからである。EV=0.0 にして、絞り優先で、露光時間はカメラに任せている。つまり露光調整がマニュアルレンズとフォーサーズ用のレンズでは異なっていると考えられる。露光調整は、シャッターを開けてから CCD が実際に受け取った光量によって行われていると思っていたが、僕の誤解か?
2008/08/03 撮影
2008/08/09
氷見の花火を見る機会があった。会場から数キロ離れた民宿の部屋からの撮影である。海越しに花火が見える。マニュアルレンズは花火の撮影ではオートフォーカスレンズよりも扱いやすい。焦点距離を無限遠に設定すればよいのだから。窓枠を利用して手振れを防ぐ。
1/8, -0.7
ISO1600
リサイズのみ
ピクセル等倍画像は省略する。
2008/08/08 撮影
2008/08/09
この時期になるとセミがうるさい。ジージージージーと周り中から聞こえてくる。
我が家の庭のイチジクでも鳴いていた。
F8.0, 1/60
ISO400
リサイズのみ
ピクセル等倍、切り抜き
少しボケている。
このセミはクマゼミらしい。
2008/08/08 撮影
2008/08/09
僕の家の庭には地蜂が何匹もいる。僕が幼少の頃から「便所蜂」として認識している地蜂である。
E-510 と 105mm の マクロレンズとの組み合わせは昆虫の撮影には意外と良い。適度な距離を保って撮影できるからだ。
僕は「便所蜂」を何枚も撮影した。なかなか良いタイミングでは撮影できない。撮影した写真の中でお気に入りの一枚を紹介する。蜂の上部に写っている 2 枚の葉は意識的に取り入れたものだ。この葉の間に蜂がぴったりと収まっている。蜂は穴に潜っては土を掘り出し、直ちにまた穴に潜る。巣作りの最中だ。蜂の動きは素早いので、なかなかこのようなタイミングでは撮影できない。しかもピントがしっかり合っている。
F8.0, 1/125
ISO400
リサイズのみ
ピクセル等倍、切り抜き
2008/08/09 撮影
2008/08/09
昨日のセミは少しボケていた。あれは僕の許容範囲にはない。そこで再度チャレンジ。今回はアブラゼミである。
F8.0, 1/125
ISO400
リサイズのみ
ピクセル等倍、切り抜き
次にセミの顔。
リサイズのみ
ピクセル等倍、切り抜き
なお、この写真を見ると F8.0 での被写界深度がよく分かる。目はしっかり写っているが羽はボケている。2cm の距離差は大きいのである注1。
2008/08/24 撮影
2008/08/24
蛾らしきものが居たので撮影した。羽が透明な蛾だ。ネットで調べると「透かし羽蛾(スカシバガ)」と言う種類らしい。僕はこれまで昆虫にはとんと関心がなく、従って名前もあまり知らない。しかしカメラで撮影するようになってから名前を調べるようになった。
リサイズのみ
撮影条件は
AF Micro Nikkor 105mm 1:2.8
F8, 1/160
ISO200
である。
ピクセル等倍、切り抜き
最近は昆虫を撮影する時に AF Micro Nikkor 105mm 1:2.8 を持ち出す事が多くなった。このレンズと E-510 との組み合わせは昆虫の撮影になかなか良いのだ。昆虫が逃げない程度の距離を保てる。
僕は Zuiko Digital のマクロレンズを持っていないので、マクロ撮影は旧いマニュアルレンズを使わざるを得ない。動きの速いものを除けば僕の持っているマニュアルレンズで間に合うので、新たに買い足そうという意欲はない。それに、Zuiko Digital のマクロレンズを買い足すと僕が愛用して来た旧いレンズが可哀想だ。
ところで、この頃ようやくマニュアルレンズの使い方が分かって来た。僕がピント合わせの失敗だと思っていたものが、どうやら主要な原因が IS に頼りすぎ適切なシャッター速度を確保しなかった事にあるらしい。IS を ON にしていたとしても 1/(実効焦点距離) 程度のシャッター速度を確保しないと僕が満足する程度(ピクセル等倍でも観賞に耐える程度)の画質は得られない。このレンズの場合には 1/200 だ。
2008/08/27 撮影
2008/08/28
庭はもう秋めいて、「虎の尾」が何本も乱雑に咲き乱れている。この蜜を求めて蛾が忙しく動き回っていた。この頃すっかりマニュアルレンズの撮影に自信がついたので AF Micro Nikkor 105mm 1:2.8 を持ち出した。
リサイズのみ。(F4, 1/2500, ISO400)
ピクセル等倍、切り抜き
ネットで調べると、この蛾の名前は「スズメ蛾」らしい。24日に撮影した「透かし羽蛾」と今回の蛾の体つきは非常に良く似ている。写真を比較する限り、違いは羽が一方は無職透明羽、他方は典型的な蛾の羽。身体の色ぐらい。
もう一つ、今度は空中のスズメ蛾。
リサイズのみ。(F4, 1/3200, ISO400)
ピクセル等倍、切り抜き
どうでしょう、巧く撮れたでしょう。マニュアルレンズによる撮影で、しかも絞りは F4 なのでピントの合う範囲は極めて狭い事を踏まえてこの写真を見て欲しい。構えていたピント範囲に蛾が来てくれない限りボケる。相当数の撮影枚数の中の一枚である。
ところで僕が絞りを F4 にしたのはシャッター速度を速くして、空中を舞う蛾の羽をしっかり捉えたかったからだ。「ブーン」と言う蛾の羽音から推測するに、この音は精々 100Hz のはずである。従って E-510 の露光時間を 1/2000 以下に押さえておけば羽のボケがかなり押さえられると判断したのだ。ところがこの画像の蛾の羽のボケを見ると、露光時間(1/3200)のうちに羽が半往復しているように見える! これが本当なら羽音は 1.5KHz を越えているはずだ。しかし僕の音感では蛾の羽音はそのなに高くはない。謎だ注1。
2008/08/31 撮影
2008/09/08
八月末の豪雨が大気を洗浄し、この日は真っ青な晴天であった。
この頃はすっかりマニュアルレンズに慣れて、この程度はどおーて事ない。
リサイズのみ
奇麗に撮れている。撮影条件の記録がないので、F値はわからない。
ピクセル等倍、切り抜き
惜しまれるのは次の写真である。
リサイズのみ
これもピクセル等倍まで奇麗に撮れている。
ピクセル等倍、切り抜き
しかし... ミツバチの頭が隠れた事がこの写真の価値を半減している。
昆虫の飛ぶ姿を撮影していてもどかしく感じる事がある。シャッターボタンを押してから、実際にシャッターが切られるまでの時間(タイムラグ)が問題なのだ。このケースでも、0.1 秒早くシャッターが切れていたら頭が隠れなかったであろう。E-3 だとちゃんと撮れていたかも知れない...
2008/09/21 撮影 (アブ)
2008/09/22 撮影 (蝶)
2008/09/22
21日は雨が降ったり止んだりで4時前だというのに夕方のように暗い。庭にアブが居たので撮った。F4 である。
リサイズのみ (F4, 1/30, ISO400)
ピクセル等倍写真は省略する。
次にこのアブの空中写真。同様に F4 である。露出時間は今度は 1/125 になっていた。
リサイズのみ (F4, 1/125, ISO400)
ピクセル等倍、切り抜き
頭は幾分ボケているが、シャッター速度が遅かったからかも知れないし(このレンズでは 1/200 は欲しい)、またピント位置が前寄になっていた可能性もある。胴体の方は大きくボケている。目玉一つの差は大きいのだ。アブの大きさは 5mm 程度か? 目玉は 1mm 程度だろう。
ピクセル等倍で見ると、透明な羽の羽ばたきの影響が微かに見える。
翌日(22日)は奇麗に晴れ上がっていた。蝶が居たので撮影。絞り値は F11。露光時間は 1/200 になっていた。
リサイズのみ
ピクセル等倍写真は載せないが、蝶全体が奇麗に撮れている。この蝶の大きさは小型の揚羽蝶の程度である。蝶をくっきり、背景はぼかしてと言うのは難しい要求らしい。背景は青空にしないと絵になる写真は撮れないのだろう。
2008/08/09
オートフォーカスのレンズは、点数で言えば 90 点前後を確実にたたき出す。この点数のばらつきは少ない。他方マニュアルフォーカスのレンズは、ピンボケになることも多く、平均点は低く、ばらつきも大きい。しかし上手に、そして撮影枚数を増やせば 95 点以上の点数を与えても良い画像も得られる。もっともここで「オートフォーカスのレンズ」と言っているのはキットレンズや Olympus digital 70-300mm 1:4-5.6 の事で、高級なレンズや E-3 では事情が異なるかも知れない。
評価の高い古いマニュアルレンズはフォーサーズの小さな CCD の中でも十分な描写力を持っている。しかしそれはピントが合った場合の話である。小さな CCD ではピントの狂いが拡大される。そのためにピンぼけ写真を作りやすい。最新のレンズによる実写例を見れば、この問題はフォーカスの自動化によって完全に解決していると思われる。しかしマニュアルレンズにとっては重大問題なのである。
マイクロライブビューは MF 撮影のピント合わせで威力を発揮してくれ、ほとんど失敗しないで撮影できるが、今ひとつ操作性が悪い。何しろカメラがぶれたり被写体が動く状況の下ではもたつくのである。
マニュアルレンズを使った時のピント合わせについて、もう少し工夫が欲しい。例えばピントがあった時のインジケータがファインダーの中に欲しい。具体的には、赤色の点灯がマニュアルフォーカスでも有効にして欲しいのである。これはソフトウェアだけでできるはずなのであって、ファームウェアのバージョンアップで対応して欲しい。
E-510 のファームウェアのバージョンアップでマニュアルレンズの手振れ補正が使えるようになった事は大変ありがたく、Olympus の姿勢に感謝している。ハードウェアの変更なしにファームウェアのバージョンアップだけで解決できる問題は他にもあるはずで、今後とも Olympus 製品を買った顧客の立場でサポートをお願いしたい。