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CD-R の焼き方

履歴

単なる筆者のメモなのであしからず。

ファイルを集めて CD-R を焼く

OSX バージョン: 10.3

生の CD-R をセットすると

fig-1.jpg

この内容は空。実は、マウントされたように見えたのはディスク上の作業用ディレクトリである。これを使って CD-R に焼きつけるファイルを集める。この段階では自由に訂正できる。

例えば

fig-2.jpg

が出来上がる。をクリックすると。

fig-3.jpg

「ディスクを作成」を選ぶ

名称をつけるにはどうするか? 「名称未設定」をクリックしても反応しない。

ディスクイメージを CD-R に焼く

OSX 10.3 では訂正が要求される。

ISO9660 ディスクイメージを作成しておく。ファイルの拡張子は img または isoにする。

生の CD-R をセットすると

a1.png

ディスクイメージを選ぶ

a3.png

すると

a4.png

「ディスクの作成」を選ぶ

ディスクイメージファイルを作成する

"Disk Copy" の限界

ここでは OSX の標準ツール: "Disk Copy" を使用する方法について解説する。このツールは /Applications/Utilities の中に置かれている。

b0.png

"Disk Copy"

これを立ち上げると、次の画面を表示する。

b1.png

"Disk Copy" の初期画面

指示に従ってボリュームアイコンをドラッグすると

b3.png

ボリュームのイメージ作成へ進む画面

イメージフォーマットは

の4つを選択できる。筆者にはこれらの間の区別ははっきりしない。また圧縮の効果はほとんど無い。

"Disk Copy" を実行してみると、このツールは、どのイメージフォーマットを選択しても、ディスクのイメージをそのままファイルに落としているのではないことが分かる。

b5.png

イメージを作成中に個々のファイルを集めている

この事は完全なコピーが作成されている保証がない事を意味している。実際、ブート可能な CD-ROM のイメージは作成されない。作成されるディスクのイメージの拡張子は ".dmg" である。これは Mac OSX でしか読めない。

Unix コマンドを使用する

"Disk Copy" は完全なイメージを作成しないので Unix 環境を使用することにする。DVD にディスクを挿入していない状態では

bash$ ls -l /dev/disk*
brw-r-----  1 root  operator  14,  0 Sep 28 16:18 /dev/disk0
br--r-----  1 root  operator  14,  1 Sep 28 16:18 /dev/disk0s1
brw-r-----  1 root  operator  14,  2 Sep 28 16:18 /dev/disk0s2
brw-r-----  1 root  operator  14,  3 Sep 28 16:18 /dev/disk1
br--r-----  1 root  operator  14,  4 Sep 28 16:18 /dev/disk1s1
brw-r-----  1 root  operator  14,  5 Sep 28 16:18 /dev/disk1s2
brw-r-----  1 root  operator  14,  6 Sep 28 16:18 /dev/disk2
br--r-----  1 root  operator  14,  7 Sep 28 16:18 /dev/disk2s1
brw-r-----  1 root  operator  14,  8 Sep 28 16:18 /dev/disk2s2
brw-r-----  1 root  operator  14,  9 Sep 28 16:18 /dev/disk2s3
br--r-----  1 root  operator  14, 10 Sep 28 16:18 /dev/disk2s4
brw-r-----  1 root  operator  14, 11 Sep 28 16:18 /dev/disk2s5
bash$ 

筆者のシステムには3個の HD が内蔵されている。これらは disk0, disk1, disk2 で表されていることが分かる。

CD-ROM を挿入すると

bash$ ls -l /dev/disk*
brw-r-----  1 root     operator  14,  0 Sep 28 16:18 /dev/disk0
br--r-----  1 root     operator  14,  1 Sep 28 16:18 /dev/disk0s1
brw-r-----  1 root     operator  14,  2 Sep 28 16:18 /dev/disk0s2
brw-r-----  1 root     operator  14,  3 Sep 28 16:18 /dev/disk1
br--r-----  1 root     operator  14,  4 Sep 28 16:18 /dev/disk1s1
brw-r-----  1 root     operator  14,  5 Sep 28 16:18 /dev/disk1s2
brw-r-----  1 root     operator  14,  6 Sep 28 16:18 /dev/disk2
br--r-----  1 root     operator  14,  7 Sep 28 16:18 /dev/disk2s1
brw-r-----  1 root     operator  14,  8 Sep 28 16:18 /dev/disk2s2
brw-r-----  1 root     operator  14,  9 Sep 28 16:18 /dev/disk2s3
br--r-----  1 root     operator  14, 10 Sep 28 16:18 /dev/disk2s4
brw-r-----  1 root     operator  14, 11 Sep 28 16:18 /dev/disk2s5
br--r-----  1 arisawa  operator  14, 12 Sep 28 19:58 /dev/disk3
br--r-----  1 arisawa  operator  14, 13 Sep 28 19:58 /dev/disk3s0
bash$ 

ユーザ名が arisawa となっている /dev/disk3 が新たに現れた。これがシステム内蔵の DVD ドライブの CD-ROM である。/dev/disk3s0 は空でない CD-ROM を挿入した場合に現れる。これが CD-ROM のイメージである。これのコピーをファイルに作成するには、Unix の一般論から言えば、rootsu し、次のいずれかを採る。

ここに /tmp/xxx.img は作成されるイメージファイルである。(必ずしも /tmp に作成する必要はない。)

Mac OSX では、このまま、これらを実行すると

	disk3s0: Device busy

と言って拒否されるであろう。CD-ROM は自動的にマウントされているからである。マウント先は /Volumes/CDROM である。従って

	root# umount /Volumes/CDROM

を実行しておく。(root# はプロンプトである。)

Linux ではマウントしたままコピーが出来る。このコピー結果は書き込みのできないデバイスに対して正しいが、HD のような書き込みキャッシュがされているデバイスに対しては正しい結果を与えない。従って一般的な習慣としてデバイスの読みとりはマウントを外して行うのが賢明と言える。

不思議なことに Max OSX は cp コマンドではデバイスのコピーは出来ない。従って cat または dd を用いる。

以上の方法で CD-ROM のイメージファイルを作成できるが Mac OSX ではその後で問題が発生する。CD-ROM が取り出す良い方法がないのだ。(筆者の Power Mac G4 では CD-ROM トレイの蓋を開けると、小さなイジェクトホールがあるが、針金をつっこんでも旨く CD-ROM が出てこない。) 結局リブートするしかない。リブートしたら /tmp のファイルが消えることに注意せよ。(誰かリブートしないで CD-ROM を取り出す方法を知っていれば教えてください。)

筆者の環境では Plan 9 から CD-ROM のイメージを Mac に転送した方が快適である。

CD-R を挿入したときの Mac の動作

システム環境設定

c1.png

のハードウェアの「CD と DVD」を選択すると、

c2.png

のように動作を定義できる。

空の CD をセットしたときの動作は

c3.png

から選択できる。

注意事項

書き込み速度の問題

書き込み速度を指定できる。

許容される書き込み速度はドライブの能力とメディアの能力から決まる。

ドライブ側の許容範囲は太字で示されているが、メディア側の許容範囲はメディアのパッケージに書かれている。ディスクに直接表示されるべきであると思うが、表示されていない。

他のバーナー

その他