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このページは、講義のために準備した僕のメモです。
より深い理解と、データの出典の確認のために利用してください。
ビジネスモデル
ネットショップ作りのお手伝い
2006年度事業報告書(http://www.rakuten.co.jp/info/ir/finance/)のグラフによると
2005年の連結経常利益は 358 億円
どうしてこんなに利益が出るのだろう?
楽天本体で言えば、楽天の出店料は 5万円/月
従って年間 60 万円
1 万店舗で 60 億円である。この全てが収益になるのではない。
楽天の店舗数はせいぜい 2 万だ。
最近は他にシステム使用料を取るようになった。これは 2% から 4% だ。楽天市場の流通総額は
1000 億円程度なので、システム使用料は 20億円から40億円である。
連結決算になると収益構造がよく分からなくなる。
http://www.rakuten.co.jp/ec/factor/
現在では店の発見は Google で、実際の購入は価格比較サイトで、また HP スペースはレンタルサーバの手段がある。楽天に頼る理由が減少している。
価格比較サイトでのトップランクのショップを観察してみよう。
www.rakuten.co.jp
で始まるショップが楽天市場のショップである。
実際、ネットを使ってみれば分かるように、少し力のある商店は楽天に頼っていない。
ドメイン名とは
www.XXX.com のように、ネットにアクセスするときに用いるネット上のアドレス
ドメイン名取得サービス
例: Muu Muu Domain
http://muumuu-domain.com/
アドレス | 費用 | 国 |
---|---|---|
.com | 770円/年 | アメリカ |
.net | 770円/年 | アメリカ |
.jp | 3510円/年 | 日本 |
ドメイン名取得サービスは基本的にどこにやってもらってもよいので、安い所を選べばよいであろう。
.com や .net は日本でも取得できる。良い名前を選ぶのが大変である。
買い占めビジネスが横行し、買い手を待っているだけのゴミでしかないホームページが横行している。買い占められたドメイン名はオークションにかけられる。
例えば
www.matsuzakaya.com
www.tokaibank.com
http://www.ufj.com/
日本ではこうした行為は商標違反として許されないであろう。
金融機関を名乗る行為は実社会でも蔓延しているらしい。例えば
http://www.bk.mufg.jp/info/moneylender/index.html
http://www.mof-kantou.go.jp/kinyuu/kashikin/akusitsu.htm
を見れば、その凄さが分かる。
レンタルサーバーの価格比較は難しい。価格はサービスのレベルと密接に関係しているからである。従って値段はピンからキリまでである。
以下に(安価なものの)例を挙げる。
もっと詳しくは(例えば)
http://www.i2i.jp/server/
を見よ。
共有レンタルサーバとは、1つのコンビュータを多人数で共同利用しているサーバである。
共有レンタルサーバ
名前 | 費用 | 備考 |
---|---|---|
ロリポップ | 263円/月 | 初心者向け |
80code | 480円/月 | 上級者向け |
専用レンタルサーバー
名前 | 費用 | 備考 |
---|---|---|
80code | 9960円/月 | 上級者向け |
レンタルサーバがどこに置かれているかは利便性には関係がない。管理者とのコミュニケーションが必要になるかも知れない。
サーバーを自動受注や自動決済に使う場合には高い信頼性が求められる。安さを売り物にしているレンタルサーバは多分失格であろう。
世界で最も信頼性の高いサーバーは Google のサーバであろう。そのうち Google がビジネスに必要な全ての機能を無料で提供する日が来るかも知れない。
ホームページ制作管理も楽天に頼らなくてもよい。例えば
http://www.benly.com/homepage/
は年間3万円である。(安く運営するにはある程度の技術が必要。)
無数の小さな企業がある。大きな会社である必要がない。もともとこの世界は個人の力量がものを言う。優秀なデザイナーと優秀なエンジニアが数名集まればやっていけるはずである。そして彼らの客は google が導いてくれる。
また小さな商店であれば個人のアドレスで構わないなら、例えば
http://www1.ocn.ne.jp/~ohba/
や
http://www.arm-p.co.jp/
が参考になる。
商品リストは絶対に必要であるが、(一番難しい)自動受注システムは必ずしも必要は無い。
信用は実店舗で、そして中身勝負であれば凝ったページは必要は無い。
決済手段の多様化
現在は配達時の代金引き換えが可能
5000円を超える商品であれば代金引き換えの方がクレジット決済よりも手数料が安い。
「出店型出品者」
http://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=200132500
15% のコミット料など
決済はアマゾン
トラブル保証
「マーケットプレイス」
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/sangatu/hanbai-sokuhou/backnos.09/079.htm
「古書」
http://masdart.exblog.jp/i2
Google Merchant Service
Use Checkout to charge your customers' credit cards, process their orders and receive payment in your bank account.
Even better, you pay no fees on sales that you process through Google Checkout. It's free.
http://www.google.com/privacy_merchant_services.html
佐々木俊尚の記事は実に面白く示唆に富んでいる。