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コアメモリ

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コアメモリ(1 k bit)

コアメモリは 1960年代のメモリの主流。わずか1mmぐらいのドーナツ状のフェライトコア1個で1ビットを実現し、とても安定しているので当時としては画期的な発明である。(トランジスタ2個で1ビットを実現する事と比較せよ)

インテルは当時のメモリの主流であったコアメモリを IC メモリ(現在使用されている半導体メモリ)に置き換える目標をもって創立された。

「1970年の十月に出荷された1103チップは、コンピュータ産業の歴史を大きく転換させることになった。… 従来の磁気コアメモリより低価格となったことは、70年以降のコンピュータ産業にとって、半導体メモリが選択に値する技術として視野に入ったことを意味する。」

ティム・ジャクソン「インサイドインテル」(翔泳社,1997)