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補助記憶装置

目次

補助記憶装置: auxiliary storage device

特徴

なぜ必要か?

主な補助記憶装置

ハードディスク装置

ハードディスクドライブの蓋を外すとハードディスクが見える
ディスク面は鏡面仕上げ、磁性体が塗布されている。磁気ヘッドとディスク面はほんの僅かに離れているが、接触しないのがハードディスクの凄い技術。

図 磁気ヘッドとヘッド浮上の原理
出典: 池田敏雄、二宮昭一「電子計算機概論」(オーム社、1985)

記録形式

ディスク上面図
出典: 「最新パソコン技術体系 '99」(日経BP, 1998)
セクターはハードディスクの最小の記録単位である。
1 セクター= 512バイト
シリンダーの概念
注: この図の「ヘッド」は「アーム」と書くべきである。
出典: 「最新パソコン技術体系 '99」(日経BP, 1998)
アームの移動なしに読み書きできるトラックの集まりがシリンダーである。データを高速に取り出すには、ひとまとまりのデータはできるだけ同一シリンダーに配置されていた方がよい。
2002 年現在では
のものがポピュラー

インターフェースによる分類

インターフェース(interface): 二つのものの間に立って、情報のやり取りを仲介するもの。また、その規格。( http://e-words.jp )
IDE
マザーボードに標準添付の IDE インターフェースに接続する。パソコンの標準ハードディスク。本体に内蔵される。
SCSI
高性能。値段も高い。サーバ向き。SCSI ハードディスクを接続するには SCSI カードが必要。
USB 2.0
IEEE 1394 (fire wire)

大きさによる分類

左から、マイクロドライブ、2.5インチ HD、3.5インチ HD
実際には中は見えない
出典: http://www-6.ibm.com/jp/oemj/storage/

フロッピーディスク

フロッピーディスク(floppy disk)のケースの中には、磁性体を塗布した円盤が入っている。この表面に情報が記録される。ハードディスクと異なり円盤部分は密閉されていず、駆動装置の磁気ヘッドは円盤と接触している。フロッピーディスクは駆動装置と分離できる。
フロッピーディスクの性能はハードディスクに比べてずっと低いが、パソコンの共通の補助記憶メディアとしてソフトウェアの配布に使用されてきた。(この役割は現在では CD-ROM が担っている)
現在主に利用されているフロッピーディスクの容量は 1.44 MB である。
フロッピーディスク

フロッピーディスクとその駆動装置

ケースから取り出されたディスク。素材はフィルムである。
フロッピーの名は、この素材が柔らかいことから来ている。

光ディスク装置

DVD プレイヤー。ポータブルタイプ。
これは CD-ROM, CD-R, CD-RW, DVD-ROM, DVD-R, DVD-RW が読み取れる。

CD-ROM の電子顕微鏡写真 (出典: [1])
情報は穴のパターンによって表現されている
参考: レコードの顕微鏡写真 (出典: [1])
情報は溝に刻まれた音の波形によって表現されている

メディアタイプ

以上の他に、DVD+R や DVD+RW もあるが解説を省略する。

ドライブタイプ

CD-R や CD-RW は CD-ROM ドライブで読み取れるように、また DVD-R や DVD-RW は DVD-ROM ドライブで読み取れるように作られているはずである。しかし現実はかならずしもそうではないらしい。

記録容量

ROM/R/RW/RAM の意味

用途

DVD-RW の記録面
DVD-R と区別が付かない

DVD-RAM の記録面

DVD に関する参考 URL

オーディオ用 MD (これも MO)

光磁気ディスクに関する参考 URL