iPad と iPhone4

2010/06/18

iPad は iPhone4 を売るための...

Apple は巧い売り方をするものだ。iPad を売り出してから iPhone4 を発表したこのタイミングが巧いと思う。

iPad を買ったユーザは一様に、iPad のキビキビした動きに驚いている。そして iPhone4 では iPad で採用された A4 が採用されている。iPhone4 の処理能力に大きな期待が膨らむ。あとは単に仕様を示せば足りる。

例えば iPone4 はディスプレイの解像度が 300ppi を越えている。この事の凄さを知りたければ DPE ショップで焼き付けて貰ったデジカメで撮った写真を見ればよい。彼らはプロとして恥ずかしくない品質の写真を提供する。この解像度は通常は 300ppi である。この程度になると、もはや肉眼では画像が点の集まりである事が分からない。

iPhone4 に予約が殺到するわけである。

iPad と iPhone

使い方の違い

現在の iPad は単に iPhone を大きくしただけだ。もちろん、大きくすれば携帯生は犠牲になるが、その代わり操作性は格段に向上する。従って使い方が異なって来る。

iPhone は歩きながら使う道具である。そこに求められているものは機動性である。iPhone は携帯電話と比較され、smart phone と呼ばれる。smart phone の中の特別に smart なのが iPhone である。携帯電話と違って多くのアプリケーションが動く。その時の状況に応じて、目的のアプリケーションが素早く簡単に切り替えられる必要があって、実際 iPhone はそのように設計されている。

しかし iPad は座って膝の上に置いて使われる。機動性は iPhone ほど重要ではない。むしろ作業の効率が求められるようになってくる。iPad と比較されるのは携帯電話とではなく net book と呼ばれる小型のノートパソコンとである。従って iPhone を単に大きくしただけの OS でよいはずがない。作業の効率を落とすので困るのである。効率化のためにはアプリケーションの連携が必要である。

プリケーションの連携

僕が iPad を使っていて苛つくのはアプリケーションの連携が殆ど考えられていないからである。例えば、
(1) 英文を読みながら辞書を引けない。これはシングルタスク OS の宿命である。iPhone4 ではこの問題は解決されるので、iPad もそのうち解決されるであろう。
(2) データの I/O(Input/Output) の方法がアプリケーション毎にバラバラである。iPhone では I/O は殆ど問題にならないだろうが、iPad では重要な問題になってくるはずである。OS が統一的な方法を提供すべきである。どのアプリケーションからでもアクセスできる共通のデータの置き場所を持つべきである。パソコンのように記憶装置の全領域とまでは言わないが、ペーストボードのみと言うのは余りにも使い難い。