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仮想マシン

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ネットが使えない!

2007/10/07

最近のパソコンの処理能力の向上のおかげで、仮想マシン環境が使いやすくなった。僕の MacBook の Parallels は、(CPU をかなり食っているにも関わらず)が常に動作状態になっている。それでも十分な処理能力があるからだ。

ところが最近、時々ネットにアクセスできなくなるのだ。問題は IP アドレスの衝突から発生している事に気付いた。ノートパソコンであるから当然 DHCP から IP アドレスを割り当てられる。この IP アドレスが他で使用中の IP アドレスと衝突しているのだ。そしてこの衝突の相手は仮想マシンだ。

ポータブルな環境にあるマシン下の OS はスリープから目覚めた時に、あるいはネットから切断された後に、自己のネットワーク環境を再構築するように設計しなくてはならない。僕の Parallels 下の OS はそのようになっていない...

Bridged か Shared か?

さて、このような問題が発生するのは、僕が Parallels のネットワーク環境設定で Emulation の方法を "Bridged Ethernet" にしていたからである。この場合には Parallels 上の OS (ゲスト OS) の IP アドレスはホスト(MacBook)の IP と同一セグメントの値を使用する。そしてノートブックの場合には、そのセグメントに置かれている DHCP サーバーから IP アドレスを受け取る。

Emulation の方法として "Shared networking" を指定した場合には IP アドレスの衝突は発生しないはずである。この場合には Parallels 上の OS は、外部的にはホスト(MacBook)の IP を使用する。実際には Parallels はクライアントに対してルーターのように働いているので、クライアント OS は独自のセグメントに置かれる。実際には

となっていた。クラス A のプライベートアドレスとは凄い。あまり使われないからだろう。そう言えば FON も同様だ。

"Shared networking" に設定した場合にはホスト(MacBook)からゲスト OS にアクセスできなくなるが、殆どの場合にはこのニーズは存在しない。

結論

仮想環境下の OS が IP を自動設定にする場合には "Shared network" に設定する事