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宅配便のクレジット決済

2007/12/29

今回コンピュータ部品をネットで注文して気付いた。クロネコヤマトが新しい決済システムを導入したのだ注1
これまでは小さな商店が代金決済する場合にはクレジットは使わせて貰えなかった。その場合には代金の支払いは銀行振込か代金引き換えになった。代金引き換えの手数料は 300 円なので、料金的にはこちらの方が得である。また銀行振込のような手間もかからない。

今回クロネコヤマトが始めたサービスはクロネコヤマトが間に入ってクレジットで引き落とし、それを商店に渡す仕組みである。実際に注文してみると、この手数料は 5% らしい。6000 円 の 5% が 300 円だから、6000 円以下であればクレジット引き落としの方が得になる。しかも引き落としは荷物の発送(これはクロネコヤマトが行う)を待って行われるので商店側にも消費者側にも安心感を与える。さらにクレジット情報は商店には渡らないので、その点でも安心できる。旨いサービスである。

なおクロネコヤマトがクレジット会社に支払っている手数料は 5% ではないと思う。昔はクレジット手数料は 5% ~ 7% と言われていたが、最近は(ネットの記事では) 3% ~ 5% と言う説もある。この数字の違いは信用力で、クロネコヤマトの信用力は高いだろうから(この説が正しいなら) 3% ではないかと思われる。もしそうだとすれば 2% はクロネコヤマトのコミット料である。

注1: このアイデアは佐川急便から出たらしい。→ http://conductorsclub.blog.ocn.ne.jp/epatentmap/2006/04/e_0bd4.html
佐川急便の特許は商品を届け先に渡す時に決済される。他方クロネコヤマトは出荷時である。消費者から見れば佐川急便の方が理にかなっているが、そうしなかったのは特許の関係か?
でも簡単な事で特許が取れるんだね...