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IP アドレスの枯渇

2008/02/13

IP アドレスの枯渇問題が騒がれて久しい。そして現在は、これまでの 4 バイトの IP アドレス(IPv4)に代わり 16 バイトの IPv6 への移行準備が進められている。

日本における IP アドレスの管理組織 JPNIC のページ(http://www.nic.ad.jp/ja/ip/ipv4pool/qa5.html)に枯渇問題に関する JPNIC の取り組みが載っている。また最近(2007/12/07)の
「IPv4アドレス在庫枯渇問題にする検討報告書(第一次)」(http://www.nic.ad.jp/ja/ip/ipv4pool/ipv4exh-report-071207.pdf)
にも枯渇問題への対策が詳しく述べられている。

愛知大学は愛知県の大学の中でも比較的早い時期にインターネットを全学に導入した。先駆的な導入であったためか、中日新聞にも大きく取り上げられた程である。学内のネットワークをインターネットに接続するためには JPNIC からグローバルの IP アドレスを貰わなくてはならない。当時はインターネットの黎明期であったために、 IP アドレスは申請した分だけ自由に貰えた。愛知大学としては、有り余る程の IP アドレスが貰えた。

現在の技術を使えば、愛知大学は必要を遥かに上回る程の IP アドレスを保有している。同様な状態にある大学は全国に多数存在するはずである。活用する予定の無い IP アドレスは返却するのが礼儀というものだ。

今日は JPNIC (http://www.nic.ad.jp/)にアクセスして、JPNIC が IP アドレスを貸し出している事業所の一覧とその IP アドレス一覧を手に入れようとした。例えば愛知大学が現在どのような IP アドレスが貸与されているか、東京大学はどうか... などの情報を手に入れようと試みた訳である。しかしいくら探しても一覧が手に入らない...

JPNIC の主要な仕事は IP アドレスの貸し出し管理である。IP アドレスはパブリックな資産であり、配分や運用の透明性を担保するためには貸し出し実体の公開が必要だと思うが... 皆さんどう思うか?